POG2005−2006 ドラフト解説

開催日 2005年 6月11日(土) 
場所 某株式会社、4階プロジェクトルーム(仕事場でやっていいんかい!)

 我々にとっての5回目のドラフトを、私的に解説していきたいと思います。今回は初の試みとして、沖縄に転勤になったメンバー驫氏と、こちら東京のメンバーをチャットとスカイプ(livedoorの無料IP電話)で結んで、オンタイムで全員がいるという画期的な方法でドラフトが行われました。

全体的な傾向を一言でいうと、情報があふれ、人気馬に指名が集中することが多かったドラフト
といえるでしょう。ただし、人気馬の取り合い的な面も見受けられましたが、それぞれのスタンスでドラフトに望んでいるという面も多々見られ非常に楽しい時間をすごすことができました。

さて、順番に見ていく前に、MY血統ルールでの事前指名馬を記載しておきます。

オンファイア
テューダーローズ
トーセンジュビリー
バーニングレッド
エアマグダラ
ウインレジェンド

【第1位】
 注目の1位指名はどのようにばらけるのか、どのように集中するのかと、全員が不安と期待を抱く中、チャットを使って指名が行われました。なんとキャプテンベガを5人が指名する過去にない集中指名となりました。競合をさけた他の二人はアグネスサージャン、ナイアガラを単独指名し確定です。5人によるじゃんけんは熾烈を極め(いいすぎ)、結果キャプテンベガを獲得したのは昨年二位のゴールドウィン氏でした。外れ1位指名は、トゥザダービー、アドマイヤダンディ、ニルヴァーナ、キングアーサーのSSの有力どころでした。
 ここで問題発生!ニルヴァーナを指名した本人は巷で有名だと思われたこの馬の怪我を知らずに指名していました。MY血統で指名していたエアマグダラの故障もこのときに知らされ、マーヴェリック氏は落胆を隠せませんでした。

【第2位】
 ここでも重複が発生。アドマイヤキッスに3人、ナスカに2人です。キッスの方は東京組で普通のじゃんけんをして、私ussyが勝利。外れのふたりはやはりSS産駒です。ナスカのジャンケンは沖縄対東京なので、第三者の私にチャットでじゃんけんを送信するという方法をとりました。東京組のでぶーちょ氏が一発で勝利。沖縄の驫氏も外れ指名はSS産駒でした。二回連続でじゃんけん負けしたのは、pomme氏とマーヴェリック氏の前年下位グループの二人。これは痛いじゃんけん負けです。他の二人もSS産駒指名でこの巡目は全員SS産駒です。さすがに最後のSS産駒とあって、人気は集中するばかりです。不思議なものでこの巡目のSS産駒は1頭以外は牝馬でした。一巡目にSS牡馬、二巡目にSS牝馬というスタイルが多かったのですが、これは今までと違う傾向です。牡馬の評判馬が先に指名されるのが通常のパターンでした。今年はSS牡馬にいいのがいない。といっていた人が多かったのと関係があるのかもしれません。正直僕も絶対に欲しいSS産駒牡馬はベガくらいでした。後はとっておきたいけどとられてもいいかもしれないって感じでした。牝馬の方が取りたいのが多かった。そんなところだったのかもしれません。

 これだけじゃんけんが多いと負けた人にとってはもちろん、数巡後で指名を考えていたSSを先に指名された人などもいて、まだ二巡目だというのに「もうめちゃくちゃだよ」「(ピックアップした馬が)足りないかも」という声も聞こえてます。

【第3位】
 今度はパルジファルに3人が集中。またしてもpomme氏がじゃんけん参戦です。コルポグロッソ氏、ゴールドウィン氏との戦いは、またもpomme氏の敗戦。これでじゃんけん3連敗です。かける言葉が見つかりません。これが今年上位だった人なら、茶化す言葉もあったんでしょうが、pomme氏はマイナス下限の引き下げに抵抗していた人だけに。この巡目では、SS中心ですが、グラスワンダー産駒と持ち込みの指名がありました。この二頭については、「えー、早いよー」との声が。やはりSSは人気はないのか?

【第4位】
 と思いきや、ここでもSSが4頭と復活の気配。でもそろそろ人気馬は別種牡馬という気配が漂ってきてました。ここでも順調に調教をつんでいるチアズガディス、マイネルでも評判の良いデリュージがいなくなりました。また、新種牡馬アグネスタキオン産駒もここで初登場。あのドーベルの仔です。競走馬にやっとなれたドーベル産駒。楽しみです。

【第5位】
 SS好きはSS産駒を、それ以外は別路線をという雰囲気の静かに見える5巡目。しかし実は、クロスカウンターの打ち合い的な「えー、そんなに早くいっちゃうのー」合戦でした。マイネルマルスにはコルポグロッソ氏が「マイネルラヴ産駒をここでいくかあ」といってましたし、私にしてもフサイチリシャールは8巡目の指名予定だったし、エイプリルドラマ補充リストにいたので非常に痛い巡でした。

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ここで休憩。5位までを振り返ると、5巡目まで全部サンデーのpomme氏は完璧なSS攻めの大物狙いが明確に見えたし、コルポグロッソ氏はアグネスサージャン、ギーニョ、パルジファルと大物狙いできて、チアズガディスで速攻を狙う戦略が見えました。一番の驚きは沖縄の驫氏の戦略が見えたこと。全てノーザンF生産馬です。昨年は全て新種牡馬で攻めて失敗した驫氏の今年の戦略はトレンドに沿ったものだとわかったのでした。

【第6〜20位】
 これ以降は重複指名自体は少なかったものの、予定より先にとられたというケースが多く、最後の方のでぶーちょ氏あたりは指名予定のリストから馬が消えてPOG本をあさりながらの指名だったりと、みな指名したいと考えていた馬がかなり重なっていたようです。

まずは重複指名の結果から
第8位 フサイチシャナオー 驫氏 → 負け ussy タガノアイガー
第9位 バルバロ       ゴールドウィン氏 → 負け 驫氏 アドマイヤラン
第15位 アンテヴォルテ   pomme氏 → 負け でぶーちょ氏 ヤマニンプレアデス
(pomme氏、じゃんけんをチャット対戦に変更して初勝利!これで1勝3敗)

先に指名されて悔しがってたケース(私の印象に残っていたものだけです)
第6位 フェリーク → ussy
第6位 グレースバニヤン → pomme氏、でぶーちょ氏
第7位 コスモマリアージュ → コルポグロッソ氏
第9位 フレンチアイドル → pomme氏
第10位 ビッグカポネ → コルポグロッソ氏
第11位 ウイングビート → ussy
第13位 シロクン → でぶーちょ氏
第13位 アドマイヤウェーヴ → ussy
第15位 ブルーミングスノー → pomme氏

この他にも、黙々とリストの消しこみをしていたゴールドウィン氏などもやられたーというのがあったはずです。

【残った馬たち】

 赤本で重い印がつきながら、今回の140頭に入らなかった馬達です。

クリティカルライト ジャリスコライト スマートエンブレム マンハッタンセレブ サードストリーム
アサクサゼットキ クロフネミステリーの03 サイバーキングダム トウカイベスト サンルージュの03
アドマイヤカンナ ジャウンティングの03 ジョージョーカズン

【運営面】
 チャットを使ってのドラフト会議は必要以上に幹事に負担がかかるのでした。幹事がPC上でリストへの登録をしている間に、他の人たちがすることがなくなってしまって、かなり時間をもてあましていた様子でした。もう少し考えた方法を使うべきだったと思います。 inserted by FC2 system