【今年の方針】
誰も読んでないかもしれませんが(笑)、記念に書いておきます。
去年の終わりからPOGの情報収集のつもりで、隅馬のヒントを書いてました。気がついたのは、やはりノーザンFの躍進と社台Fの凋落(とまではいいすぎかな)です。このことは、おそらく繁殖牝馬の質や育成方針など長期的な計画の末の結果ではないかと思ってます。したがって、最初に私が取り組んだのは、ノーザンF生産馬のみでドラフトに望むリストを作ることでした。実際には各色のPOG本と丸ごとを取り揃え、さらには大統領のリストまで取り寄せ、いつものように馬体写真をランク付けして、各POG本で評判を読み、あとは忌憚のない評価の読める大統領の資料の印を中心に検討しました。で、作ったんですが、なんかあまりにも競合しそうなリストになってしまったんですね。7位でナスカとかとれるかあ?とかね。実際にはナスカは二位で消えましたし。で、ちょっと考えた。隅馬のヒントにも書いたことだし、ノーザンF中心は譲らない。しかし、評判になってるマイネルコスモ軍団などの早期活躍が期待できる組や、ちょっとした隠し球的な馬もいれてみようじゃないかと。つまりはバランスを大事にしたいぞということ。それにしても、まじでノーザンF固めをしてくるやつ(驫氏)がいるとは思わなかった。
【指名理由】
MY | 有限会社 サンデーレーシング |
オンファイア | (美)藤沢和雄 | 牡 | サンデーサイレンス | ウインドインハーヘア | 早来町 ノーザンファーム |
今年のMY血統の選択肢は豪華ラインナップだった。キングアーサー、ニルヴァーナ、トゥザダービー、マンファスの03などオンファイアでなくてもよい贅沢な状況。その中からこれを選んだのは、やはりディープの下が走っちゃったら後悔するでしょという、でぶーちょ氏の一言が大きい。あとは藤沢厩舎にしては珍しく北海道デビューの可能性もあるという情報が指名を後押し。もちろん馬体は好みだった。 | 兄があれだけ走ったので、重賞勝てればOK。うまくいったらG1を。 | ||||||
1 | 近藤英子 | トゥザダービー | (栗)音無秀孝 | 牡 | サンデーサイレンス | グレースアドマイヤ | 早来町 ノーザンファーム |
キャプテンベガを狙ったのだがじゃんけん負け。ここは負けを覚悟で行っていたので、この馬の指名は予定どおり。馬体がまだ少しだけ幼い気がするが、相変わらずこの系統は馬体がきれいで走りそう。1位でなきゃとれないとは思わなかったが、取れないのが嫌なので外れ1位にした。音無厩舎が調子が良すぎるのが不安点。いつ出てこれるのやら。とりあえずMY血統を二頭確保できたわけで、それも安心材料。 | 1月にデビュー、トライアル勝ちで名前のとおり、ダービー出走 | ||||||
2 | 近藤利一 | アドマイヤキッス | (栗)松田博資 | 牝 | サンデーサイレンス | キッスパシオン | 早来町 ノーザンファーム |
随分早くから馬体では牝馬NO1の評価を下した馬。資料を読んでいくうちに、各誌ともとても評判がよいので困った。かなり上位でないととれないと踏んで思い切って二位指名にした。案の定の競合だったが、1位と2位はとりにいく順番が逆だったのかもしれない。今年の松田博厩舎は一味違うと評判の先鋒を努めてもらいたいところだ。 | オークスを狙いたいところだが、牝馬はもうSS産駒では無理かも。トライアルホースかな。 | ||||||
3 | 金子真人 | ビーオブザバン | (栗)松田国英 | 牡 | King's Best | シーズアン | 早来町 ノーザンファーム |
金子氏は今年SSの牡馬を持っていないとか。それならば、セレクトセールで高額取引された馬で素直に勝負しましょう。黒本のときから馬体がすごくよくて、しかもマツクニならば完璧な組み合わせである。絶対にとりたいと思ったときの私は他にサンデーがいようと関係ない。絶対とりたい意思表示の3位指名である。父、母父から距離がマイルまでかもと思っているが、どう出るか。 | キングカメハメハのパターンを狙える。それが2着、3着でもいいじゃないか。 | ||||||
4 | 近藤利一 | アドマイヤダーリン | (栗)友道康夫 | 牡 | サンデーサイレンス | ガゼルロワイヤル | 早来町 ノーザンファーム |
はじめ馬体を見たときは良い印象ではなかった。隅コロの方にもそう書いてあるはず。それが見る写真によってすごく良く見えてしまって指名候補に浮上した。元々血統的には去年じゃんけん負けしたグランロワイヤルの下なわけだから文句はないし、青本に書いてあった馬体の色がビッグレッドという言葉に惹かれてしまった(笑)。 | 意外とこういうのがダービー候補。 | ||||||
5 | 株式会社 サラブレッドクラブ ラフィアン |
マイネルマルス | (美)堀井雅広 | 牡 | マイネルラヴ | イブキローマン | 三石町 水丸牧場 |
マイネルの評判馬。馬体写真が完璧の最高評価。血統的には小倉二歳Sのコスモフォーチュンの下。さらに堀井厩舎とくれば、去年のレコルトの厩舎。すでに入厩していて坂路で乗り込まれていた。福島デビューというのも取りたくなる条件の一つ。もったいない気はするが強引に上位で指名した。 | 福島デビュー後、新潟二歳Sを制覇。あとは京王杯くらいまで走ればOK。マイルもつなら朝日杯。 | ||||||
6 | 有限会社 サンデーレーシング |
フラムドパシオン | (栗)角居勝彦 | 牡 | クロフネ | カーリーパッション | 早来町 ノーザンファーム |
6位で予定していたのはSS牝馬のショウナンアルス。これは3位でとられて、8位予定の同じクロフネ産駒のフサイチリシャールも5位でとられた直後。私の頭は大混乱していた。SS牝馬フェリークを9位から繰り上げて取りにいくのか、クロフネでも評判のよいこの馬を控えから繰り上げて早めに指名するべきか。とにかく予想以上にフサイチリシャールの消えるのが早すぎた。馬は甲乙つけがたいと思っていたし、厩舎もよいなら取りにいくしかない。リシャールの消えた今、他の人がすぐに動いてもおかしくないと思って控えリストから引き上げての上位指名だった。 | クロフネ産駒にどこまで期待するのかというのと同じだと思う。はっきりいっていきなり重賞勝つような馬がいるのだろうか、よくてG3。そう考えると福島デビューだから、あれ?新潟二歳Sでマルスとやっちゃう?うーん | ||||||
7 | 岡田美佐子 | コスモマリアージュ | (栗)中村均 | 牝 | マイネルラヴ | フォレストブリーズ | 静内町 徳本幸雄 |
「この順位でいくんすか〜!」とコルポグロッソ氏から怒られた(笑)。でもさ、この馬いいよ。馬体はもう出来上がってるし、マイネル期待の中村厩舎だし、買わない要素はないじゃない。さっきも書いたが私はとりたいと思ったら取るのである。が、6位のところの事情があるのでSS牝馬を取りにいくべきかどうか本当に迷った。ちなみにこの馬は本来の予定は10位なのだが、予定していた6、8、9位を先取りされてはしかたない。というわけでここは素直に順位を繰り上げてみた。 | 函館デビューならば、是非函館二歳Sを目標にしてもらいたいが、実はこの馬には桜花賞を期待している。 | ||||||
8 | 八木良司 | タガノアイガー | (栗)松田博資 | 牡 | サンデーサイレンス | タガノターキン | 社台ファーム |
予定の繰り上がりの順番では外国産のストロングアサクサだったが、場の雰囲気が外国産馬になかったので、それは後回しにしようと決意。懸案のSS牝馬もまだ下でも補充が効きそうなのが残っているので、SS牡馬を取りにいった。フサイチシャナオー抽選負け。で、SS牡馬を探してみると上位で指名されるだろうと思っていた馬が残っていたので確保。馬体◎の夏デビュー予定ということでリストにのっていたが、フサイチの魅力に負けてただけなので、控えからの繰上げでもぜんぜん問題なし。 | 意外とこんな感じの馬がラジオたんぱ杯あたりを勝って、クラシック戦線を賑わすんじゃないか。馬体みると皐月賞がベストか。 | ||||||
9 | 吉田勝己 | カスタリア | (栗)池江泰郎 | 牝 | サンデーサイレンス | カタリスト | 早来町 ノーザンファーム |
この馬の兄貴はアドマイヤコングで1勝したあといいところがなかったが、馬体だけみると今年はバランスよく出たと思う。距離持つタイプではないが、ダートもこなせるような馬力もありそう。そんなわけで、フェリークを持っていかれた私としてはノーザンF生産のサンデーR系馬主のこの馬が穴埋めにはベストと感じた。 | 先ほど書いたとおり、SS牝馬はGTで1着にはこないが2着にはきそうなタイプ。桜花賞2着でお願い。 | ||||||
10 | 関口房朗 | フサイチパンドラ | (栗)白井寿昭 | 牝 | サンデーサイレンス | ロッタレース | 早来町 ノーザンファーム |
また繰り上げ順位どおりの指名に戻した。元々は12位を予定していた馬。コルポグロッソ氏が指摘したとおり母ロッタレースがどうでるかが一番の懸案材料であるが、個人的には馬体がすっきりしていて、バランスがよかったので指名を決行した。シャナオー、リシャールととられてしまったが、この3頭で今年の関口氏は暴れると私は読んでいる。 | もちろん、オークス。 | ||||||
11 | 山元哲二 | ダンツフェザント | (栗)山内研二 | 牡 | ダンスインザダーク | フジノプログレス | 静内町 友田牧場 |
HBA市場で最高価格で取引されたという経歴以外にも、ダンツで山内でSSじゃない種牡馬というのは基本ラインだし、調教もすでにそこそこ進んでいるくちなので、少なくとも3回阪神の後半か、2回小倉には出てこられそう。種牡馬のダンスインザダークは当たり外れが大きいが、これはまず当たりだと思ってる。指名順は元々13位からの自然な繰上げ。ところがどっこい、こんなところでウイングビートを持っていかれて後悔後悔。 | イメージとしては朝日杯を狙うのには絶好の環境だと思うのだが、距離伸びてよさそうな血統背景から青葉賞あたりが目標か。 | ||||||
12 | 株式会社 サラブレッドクラブ ラフィアン |
マイネルアラバンサ | (栗)佐々木晶三 | 牡 | スペシャルウィーク | タイランツフェイム | 静内白井牧場 |
マイネルで評判が良かった馬の中でもSS系なのでダービーも狙えると踏んでいる馬。そんな馬を18位指名に予定していたのだから、僕も少しおかしい。場の雰囲気からマイネルが狙われる可能性が高いと考えて早めに繰り上げて指名した。なんといっても現時点で岡田総帥以外の関係者が押してるのが材料として買い。厩舎もマイネルの馬をよく知っている厩舎なのがよい。 | 佐々木厩舎なのでサトテツが乗るってのが一抹の不安を覚える方もいるかもしれんが、彼は武豊と同期でなければ最優秀新人賞を取っていたはずの騎手。今年は二着。来年はこの馬で優勝!おいおいマイネルが勝つんかい? | ||||||
13 | 有限会社 サンデーレーシング |
クラフトミラージュ | (美)後藤由之 | 牡 | フレンチデピュティ | ワーキングガール | 白老町 白老ファーム |
18位を12位にもってきたおかげで、また繰上げ順位が一巡下がったが従来は14位予定。実はこの馬はサンデーRのサイトで馬体をチェックしたときに比較的印象が良かったにもかかわらず、POG本にあまりに登場しないので最近まで忘れていた馬。それをなんと前日に2ちゃんねるで名前を見て、もう一回プロファイルを確認して指名することにしたという、僕にとっては変り種。でも上がクラフトワーク(青葉賞3着)だし、2ちゃんねるを信じれば、えらくいい馬らしいのでGO! | 厩舎的にはG1経験もあるしOKなんだけど、ダービーとか狙う種牡馬ではないよな。朝日杯狙うか、皐月賞を狙うか。 | ||||||
14 | 国本哲秀 | ショウナンタイトル | (栗)松田博資 | 牡 | Gone West | リアリーハッピー | 早来町 ノーザンファーム |
大統領の資料がべたぼめしていたのと、黒本の馬体に◎が打ってあったのでリスト入りしたが、補欠だった。残りの馬を考えると一番指名されちゃいそうなのがこれだったので、補欠ながらもこの順位に昇格した。昨年GTとっちゃったショウナンなので過度の期待はせずに、着実に賞金稼いできてくれそうなのが良い。 | 過去の父の産駒を見ても、ここでいきなりGT勝ち負けとは思えない。ダートで二勝が目標だろう。 | ||||||
15 | 有限会社 サンデーレーシング |
カサデアンジェラ | (美)手塚貴久 | 牝 | フジキセキ | ディアブロズストー | 早来町 ノーザンファーム |
馬体評価はレベル2だったのだが、これこそプロフィール買い。姉のデュアルストーリーのPOだった私は過去二年産駒指名を見送ったが、ここにきて再度手塚師の手に戻ったことで期待してみた。父フジキセキでSSの血が入ることにより母父のディアブロの血が活性化すれば大化けもありうる。 | 使い出しが早いようなので、当面は早めの二勝目もしくは、重賞二着を期待。大化けしたときの狙いは阪神JF。 | ||||||
16 | 岡田美佐子 | コスモプラチナ | (栗)宮徹 | 牝 | ステイゴールド | グレースマリヤ | 門別町 荒井ファーム |
ステイゴールド産駒は写真を見られる機会が少ないがすごくバランスが良い馬が多いので、是非一頭と思っていたら、この馬が牧場で3歳馬をあおる動きを見せているとの情報が入ったので、すかさず候補に。父がどれだけのもんじゃいというのがもっとも不安な要素ではあるが、実際に動いてるんだから、いいの。 | 大きいことはいわない。OPまで出世してください。 | ||||||
17 | 有限会社山際牧場 | キャラメルボックス | (栗)佐々木晶三 | 牝 | サクラバクシンオー | カネヤマシカダ | 三石町 山際牧場 |
牧場で11秒台を出してるとかいう話でいったんリスト入りしたものの、その後でてくる馬たちによって、いつのまにか補欠君になっていた馬だが、そんだけ走る馬が1勝もできないことはないだろうということで、確実な一勝狙いで指名した。ただ、バクシン産駒はなにしでかすかわからんので、もしかしたらあさっての方向に走っていっちゃうかもなあ。 | 二勝できたら御の字。目標500万特別ってのもさみしいが。 | ||||||
18 | 田原源一郎 | ストロングアサクサ | (美)加藤征弘 | 牡 | Lomitas | Spirit of Eagles | 独 |
兄にGT馬が二頭いる超良血。最近の外国産馬はこれだけでは買えないのだが、社台Fが種牡馬候補として買ってきた節があるので、すごく興味深い。預けたところも社台F御用達の加藤征師というのがいい。この厩舎SSの取り扱いは下手だがノーザンダンサー系ならなんとかしてくれる。父は日本で走っていないがニジンスキー系でドイツやイタリアでも活躍していたから早い馬場もこなせると照哉氏も考えたのではないだろうか。問題は活躍して種牡馬入りなのか、活躍しなくても種牡馬として買い取るよという契約なのかだ。安田記念のアサクサデンエンなど外国産馬で結果を出してる馬主さんというのも買ってみたくなる材料だった。 | どうせ種牡馬にするのなら、しっかりダービーを勝って欲しいところだが、晩生の可能性もあって、来年の宝塚記念あたりでディープと対戦してたりするんじゃないか。OPになれば。 | ||||||
19 | 福島実 | ゴールドオアシス | (美)嶋田功 | 牝 | アフリート | ヴェルシエンカ | 門別町 沖田牧場 |
ゆるしてください。私をせめないでください。この馬だけは、本当に馬体のみ(黒本)でとらせていただきました。父アフリートの牝馬ならプリエミネンスかプリモディーネですが、POG期間となるとやはり後者を目標にしたいところです。 | そんなこといったって厩舎が嶋田功(04年12勝)だよ?1勝して500万で着を拾ってくる役目がお似合いかもね。 |