POG2006−07 ドラフト

ussyの指名理由


<基本的なスタンス>

SSがいなくなった今年、次に中心となる種牡馬は何かという議論が盛んだが
個人的にはその議論には参戦しないつもりだ。
SS亡き後をSS並みの種牡馬が台頭するとは思えないからだ。
現在のリーデング上位の種牡馬たちの状況はそれほど大きくは変わらない。
要するにSS系種牡馬+αが拮抗する。
中でも社台に繋養されている種牡馬はヒット率が高くなりそうだ。

では、何を基準に馬を選択していくのか。
数年のスタンスは馬体写真を見て評価の高い馬の中から、
評判の馬を厩舎、馬主などでピックアップしてきた。
この手法はSS亡き後でも継承して問題ないはず。

馬体写真+評判+厩舎

さらに、

できるかぎり早めに動けること

を今までより重視した。
これは青本にも書いてあったことだが、
SS以外の賞金上位の馬のほとんどが9月の札幌までにデビューしているためだ。
SS産駒には新馬→OP(もしくは500万)と連勝する力があったが、
SSの仔たちの産駒には意外と難しいことなのである。
ましてや、他の種牡馬ではどれが当たりか検討もつかない。
早めにデビューして、入着を繰り返して賞金を稼ぐうちに
重賞級の力をつけてくれるようなのが理想だ。

それでも半分はデビュー時期が秋以降になっている馬も指名したが、
それらは「大物感」などという言葉につられているか、
馬体がえらく良く見えたかだ。

順位 馬主 馬名 厩舎 母父
馬体 指名理由 目標
MY ニュービギニング (栗)池江泰郎 アグネスタキオン ウインドインハーヘア Alzao
MY血統の選択肢としてこの馬がいて、とてつもなくひどい評価をされているわけではないのだから(いや、他のPOGならドラ1候補だし)、他の人に取られて走りましたでは滅茶苦茶後悔するので。馬体はさほど良く見えないのだが、歩かせると良いというコメントがあったのと、どちらかというとオンファイアよりディープに近い体重がいいのでは? 早くから動き出すことはないので、皐月賞入着。
1 グレインアート (美)戸田博文 スペシャルウィーク ミルグレイン Polish Precedent
ドラフト前に何回か指名順位を検討していて1位に考えていた馬はキングオブブルースやクルサード、アドマイヤオーラ、ヴェルトマイスター、ブラックオリーブ、エアテムジンなどがいた。この馬を1位にしたのは、動き出しが早そうであることと、SW産駒なので2位では取れない可能性があること。ようやく重賞を勝った戸田師ではあるが勢いでG1まで勝ったように、今後恒常的にいい馬が入ってくる可能性が高い。 第一はラジオ日経賞。そして、ダービー。
2 ヴェルトマイスター (美)小島太 マンハッタンカフェ プラウドウイングス Dashing Blade
上記の一位候補の中でも馬体的には一番だと思っていた馬で、新種牡馬なので1位でなくともとれるだろうと2位にした。使い出しも早そうだし(札幌予定)、大嫌いだった小島太を見直さないといけない昨今、こいつは絶対に取っておかねばなるまい。マンハッタンカフェ産駒は綺麗な馬が多い中、この馬はただ綺麗なだけではない気がする。 母短距離、父長距離。おそらく短距離に出ると見た。
京王杯、朝日杯。
3 アルーリングライン (栗)中尾正 タニノギムレット アルーリングアクト End Sweep
馬体をみられなかった。調教で動いていることが確認できている中でも、ギムレットならば3歳になっても楽しめるのではないかという考えで先物買い。アルーリングボイスの下なので人気になるかと思ったのと、ギムレット産駒はダートでもいけるのでは?という思いもあったので早めに確保。上があれだけ走ったのだから、その半分でも稼いでほしい。元々は倒産したビッグの持ち馬だった(厩舎はその流れなら最高だし)のだが、買取先が社台系になったのは将来を見越してであることを祈る。 タニノギムレット産駒の初勝利。
デイリー杯入着とか
シンザン記念とか。
4 マイネヴェロナ (美)堀井雅広 スペシャルウィーク ダイワジュリエット Red Ransom
4位予定で取れるわけないキングオブブルースを当然取られていたので5位予定のアドマイアジュエルを指名したがじゃんけん負け。どうもコルポグロッソ氏とは指名したい馬が似てしまう。ここら辺で牝馬が欲しいと思って次の牝馬を指名した。この馬、早くから評判であり、6月中にはデビューしそうで、しかもSW産駒であるとなると長いところも楽しめるかもしれないならば指名しないとね。厩舎はマイネル実績がある点も見逃せない。 短いところよりも長めでしょう?
クイーンC。
5 ジャンバルジャン (美)萩原清 ジャングルポケット ネオクラシック サンデーサイレンス
サンデーRの募集写真が最高。厩舎がどこであろうと指名する予定だった。POG期間内にあまり実績のない厩舎ではあるが、確実にOP馬が出ていることは評価する。ジャングルポケット産駒はすでに抹消馬が出たり、骨折した馬がいたりと弱いところがあるのかもしれないというのが唯一の不安。馬体はどの産駒もバランスが良く見えるのだ。中でも母父SSならば買いでしょう。 狙いはダービー。
現実は青葉賞?
6 オースミダイドウ (栗)中尾正 スペシャルウィーク ストームティグレス Storm Cat
同厩舎のアルーリングラインに併せ馬で必ず先着しているそうな。それなら取らなきゃ。もうそれだけ。SWであることすら忘れてしまいそうな早期デビュー予定であるけれど、恐らく母父の影響が強いのだと思う。 小倉でも新潟でもいいので2歳S
7 クイーンカアフマヌ (栗)松田国英 King's Best アルアメント Sadler's Wells
マツクニ−金子の持ち込みというのは指名に動くのに十分な理由であるが、さらに馬体が見事であることはもっと大きな理由。今年のマツクニは使い出しが遅いらしいが、この馬ならクラシック、特にオークス路線に乗れると思う。King's Best産駒はビーオブザバンに続いて二頭目。最低でもあれくらいは走るでしょう。 2勝+トライアル
8 マイネカンナ (美)国枝栄 アグネスタキオン タカラカンナ サツカーボーイ
ラフィアンのサイトで見ていた写真が良かったのが一番の要因であり、さらにタキオン産駒であることや、赤、青のPOG本が後押ししてくれたので安心して指名した。立て続けの牝馬指名だったがラフィアンは早めにいかないといつ取られるかわからんのでこの順位に。本当は11位くらいを予定していた馬。 2勝+トライアル入着
9 サクラヴィーナス (栗)池江泰郎 フジキセキ サクラセクレテーム Danzig
赤本の写真が良く見えたし、馬体を誉める声が聞こえてきていた。また、フジキセキ産駒で確実そうなのをとっておきたかった。ただし、この馬情報によれば使い出しは遅くなりそう。池江父でなければ取りづらかったのは確か。師が凱旋門から帰ってきたときに使えるくらいでちょうどいいのでは?馬体的にも血統的にも短いところ向きだろう。 阪神JF
10 ソルヴィエント (栗)友道康夫 フレンチデピュティ サンウィルシャイン サンデーサイレンス
キャロットのサイトで見た馬体写真はせいぜい▲だったのだが、本でみたのは比べ物にならないくらい良くなっていた。あとでキャロットの会員が集まるサイトで仕上がりが早いことがわかって是非指名したい一頭となった。脚が早いかどうかは不明だ。フレンチ産駒&キャロット好きもいるので早めに指名と考えて6位くらいを予定していたのだが、指名されそうにないのでここまで待った。 馬体で選んだようなもんだから、こういうのが重賞勝つと嬉しい。
11 ディオスクロイ (美)手塚貴久 フォーティナイナー ディアブロズストー Diablo
デュアルストーリーを取っていたので、昨年手塚厩舎に戻ってきたカサデアンジェラを取ったのだが、怪我で2走したのみだった。姉二頭がゴムマリのような弾けるタイプだったが、牡馬に出たせいか父の影響かがっしりしている。バランスのよさはこの姉弟の特徴で、首が若干短めなところから距離は短いところがいい。師のスピードあるというコメントは額面どおりと見た。 そうはいってもOP特別がいいところ
12 ルビウス (栗)角居勝彦 ジャングルポケット ルビーマイディア Gone West
馬体というよりは、早めにデビューしそうな馬を探していたらたどり着いた馬。正直当初はほとんど無視していた。先に登場したキャロットの会員用のサイトで1ヶ月毎の写真が良かったのと、サイト情報でベタボメだったのが効いた。ジャンポケ産駒二頭目、新種牡馬4頭目。指名した時点では気が付いてないが多いなあ。 うまくいけば化ける。
紅梅とかエルフィンとか。
13 エイシンイチリン (栗)中尾秀正 フジキセキ ロビースレインボウ Rainbow Quest
これは青本の馬体写真が今ひとつだったが合格点。牝馬らしからぬ筋肉隆々の体型と巻き上がった腹を見ればわかる完成度の高さが魅力。トムフール、ノーザンダンサー、ブラッシンググルームと重なる底力のある牝系で上にコスモサンビームなら血統的には◎だ。ビッグからエイシンへのトレードは気になるが意外とスムーズに発表されたので問題なしと考えた。 単なる早熟馬ではなくクラシックを狙いたい
14 エイジアンウインズ (栗)藤原英昭 フジキセキ サクラサク2 デインヒル
母サクラサクUがずっと前から気になっていた。祖母の叔父にヌレイエフ、従兄弟にサドラーズウェルズ、ジェイドロバリーという血統。近親にSSの血が入ったケースは少ないがほぼ勝ちあがっているのが非常に魅力。血統のみでとってしまった一頭。後で考えればフジキセキ産駒の牝馬は3頭目。偏ってます。 目標3勝。
15 グッドラックアワー (栗)清水出美 アグネスタキオン パンパードスター Star de Naskra
馬体写真以外の情報があまりなかったのだが、この写真が人気のアドマイヤオーラよりも良く見えたほど(赤、青に載ってないので立ち読みしたのかしら?)。シルバーコクピットのいる系統は素直に買い。下位で指名できるのは確実だと思ってはいたのだが、前半に持っていかれた分早めになった。 ここのところ重賞勝ちのない厩舎に重賞を。
16 トーホウラムセス (栗)石坂正 アグネスタキオン メモリーズオブロニ Storm Cat
これも個人的に好きな血統。トーホウファイター、ツルマルオトメを持っていたので、初めてSSの血が入るこの産駒を逃す手はない。石坂厩舎に戻るのもプラス材料ではないかな。 晩生だろうから2勝すれば
17 ヤマカツシリウス (栗)池添兼雄 クロフネ ノーノーネヴアー Nijinsky
あと3頭という状況を考えて、控えに回していた馬も含めて、どれを選ぼうかという状態。ドラフト二日後に改めて指名馬を見直して「あれ?この馬とったか?」と思ったほど。馬体写真がないとこれほどまでに淡白なのだなあ。そんなわけで、どうして指名したのか忘れました。入厩していたことと、大統領評価がよかったことが主因かな。あ、クロフネ産駒とっておきたかったのかも。 2勝してくれれば
18 フィフスアベニュー (栗)清水出美 マンハッタンカフェ エリモパッション マルゼンスキー
17位は下から持ってきたのに、18位は当初の予定どおりというのはかなり変。マンハッタンカフェ産駒は二頭目だが、実は個人的には新種牡馬の中でも最も活躍しそうな気がしている。いきなり重賞勝ちまでありえるのではないか。 狙いは大きくオークス
19 セイコースペシャル (美)鈴木康弘 スペシャルウィーク スコールイ Seeking the Gold
最後にきて迷った。候補は外国産二頭とこれと母ビッキーロイヤル、母ラフォルトゥナなど。結局、早めにデビューさせるというコメントを信じた形になった。 目標はダービー。
現実は東スポ杯2歳S。







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